えりあしと私

あなたはあたしの一番星よ

繋いだままで

 


そんなにすぐにおかえりは出てこなかった。自分の感情の方向も、何に泣いているのかも分からなかった。

仕事納め27日くらいの会社に入ろうかな、なんてもう役に立たないであろう教訓と、それを活かす日がどうか来ないでと、そんなくだらないことを考えながら仕事してた。

信じて、疑わなかったから。5人だったから。もしかしたらこんな日が来るかもなんて、思わなかったと言えば嘘になるけど、思うことと信じることは別。だって5人だから。

だけど、信じて疑わなかったことは、そうならなかったことで裏切りになるわけではない。納得できない、裏切られた、そんな思いはなかった。私が信じていたのは「SexyZoneが5人で活動再開してくれること」それ自体じゃなくて、信じることは正当化することでもなくて。

健人くん、風磨くん、勝利くん、聡ちゃん、マリちゃんを信じていたから、その人たちが選んだことは、私の信じることだ。

 


いつも、いつも思うけど、こうして当たり前じゃなくなった時に気づくことがあまりにも多すぎる。永遠ではないと分かっていながら、それでも夢みてしまうのは、私が夢をみたいから。夢をみさせてくれる人たちだと、私が信じているから。ただそれだけの話。永遠でないのは目に見える形だけで、思い出も、夢も祈りも消えてなくなるわけじゃない。終わるわけじゃない。

分かっていても、涙が止められないのは、どうしてだろうね。頭で考えていることなんて私の感情のなかのほんの一部にしかすぎなくて、整理できない気持ちばかりで、泣くことでしか行き場がない。寂しいんだろうね。ずっと大好きだよ。

マリちゃん、もっと広い世界を観に旅に出るあなたが、今まで私たちに見せてくれた世界って、広すぎて抱えきれないくらいだったんだよ。マリちゃんが見せてくれた世界と、これからマリちゃんが見ていく世界、だれも比べられなくて。

 


マリウス葉というひとは、素直にまっすぐに、曇りなく迷いなく、自分をぶつけられるひと。そのとき、相手のことを尊敬していつもちゃんと見ているから、ぶつけても傷つけることがない。そこから生まれるものがSexyZoneにとって「新しさ」であった時が、きっと何度も何度もあったんじゃないかな。SexyZoneでヒーローは誰かと聞かれたら、私はマリちゃんと答えます。きっと彼の心の中にヒーローがいて、それに向かってたように見えた時もあるし、もちろん彼自身も私たちのヒーローで、同時にSexyZoneのヒーローでもあった。熱い炎を持っていて、けれど勝手に走り出すようなものではなくて、静かに揺らぐ、青い炎のような。

素直さとまっすぐさが自分の想いをあらわす、外に向かう力だけでなく、周りや世の中に渦巻くいろんな想いを外から内へと受け取る力にはたらいたとき、私が想像できないくらいのいろんなことを、きっと思ってたんでしょう。何を思っていたのか知りたいけれど、それはマリちゃんだけのもの。そんな時でも、どんな時でも、何も諦めないひと。可愛がられる末っ子で、守られていたようでいて、お兄ちゃんたちのために向かい風に向かっていけるひと。マリちゃんの、想いも強さも不安も隠さないところがかっこいい。それでいいんだよって教えてくれた。マリちゃんが教えてくれたことってね、まだまだたくさん数えきれないくらいあって、そのどれもがもう私の当たり前みたいに大事なんだよ。

 


マリちゃんの姿がたくさん見れて嬉しい。私の幸せはこれだなって思う。ごめんね、マリちゃんに届かないようにこうやって呟くから許してね。やっぱり寂しい。急すぎるよ。気づいたらもうあと1日しかない。泣いてしまうファンがここにいること、知らないでいてほしいな。

 


FC動画の5人が語る言葉が全てで、それ以上のことを私たちが知ることはできなくて。だからこそ、私はそこに垣間見える世界で彼らしか知らないことや思い出や言葉が好きだし、5人だけのものであってほしい。それでも伝えられる範囲のギリギリまで手を差し出して、伝えようとしてくれるのがSexyZoneだと思っているから、受け取って、受け止めるほかない。

マリちゃんが、自分を生きる選択をしてくれたことが本当によかったと思った。これだけの大きな決断を、心を決めるまで、どれほどの迷いと葛藤があったか。想像してもしきれない。そうだよね、この先こんな場所に2度と出会えないかもしれないという不安と恐怖と、きっとこの2年間迷惑をかけてしまったという気持ちもあったよね。マイナスの気持ちや力のほうがどうしても強い中で、マリちゃんがそのマイナスから、誰かのための人生を選ばなくてよかった。だってマイナスに引っ張られたほうが、そのマイナスがなくなる分心は軽くなるし、誰かのための人生のほうが選ぶ責任が半分になる。きっとマリちゃんの話を聞いた時から、5人の中で誰もこの選択肢はなかったと思うけれど。

不安とか恐怖とか、どうしても付きまとうものに臆せず立ち向かっていけるマリちゃんは、かっこよくて眩し過ぎてしまうね。

 


「マリウスの健康と夢を応援する」、そんな想い方があるのか。これが愛ですと言われたら、そうですよね、でもこんなに大きくてあたたかな愛、私は見たことありませんでした、と頷くだけの。

旅立つ人の背中に投げるような、無責任な応援じゃない。5人で決めた、5人の答え。SexyZoneというグループは「関係」と「関係性」の違いをよくわかっていて、関係性を大切にしている人たちだと思う。聡ちゃんはFC動画でも関係性と言っていたけれど、「関係」は固定化されるものだからあまり変わるものではないけれど、同じ「関係」でも「関係性」は人によって変わる。メンバー同士という同じ「関係」でも、健人くんと勝利くん、健人くんと聡ちゃんでは「関係性」が変わってくる。そういう面白さと、それを大切にしているところが好きだ。世間から見たら年を越せば「元SexyZoneのメンバー」という関係に当てはめられてしまうでしょう。そんなことなんかじゃなくて、確かにそこにある5人の関係性と、これからまた少しずつ変わっていく5人しか知らない関係性が続いていく。そんな未来を願わずにはいられません。

 

マリちゃん、あなたの幸せを祈る人がこんなにもいる。素直に自分の気持ちを伝えることができるマリちゃんだから、傷ついてしまうことも迷ってしまうこともあったと思う。それでも伝えることを諦めないで、色んな世界を学び、知って、決してブレないマリちゃんのまっすぐな芯が大好きです。

 


5人のSexyZoneを宝箱にしまって鍵をかけて…そんなことしなくていいんだ。それがまた嬉しくて幸せです。5人が選んだ今回の道は、そういう形を選んでくれた。

 


マリちゃんの人生は、マリちゃん以外の誰かのものではありません。好きなことを選んで健康で幸せにいてくれたらそれだけで、と思えるくらい、マリちゃんのことが大好きでした。もちろん、これからも。

 


たくさんありがとう。SexyZoneとしてそこにいてくれて、笑っていてくれてありがとう。その姿を見るだけで自然と笑顔になってしまう、それってすごいことなんだよ。

SexyZoneを卒業してゆくマリちゃんは、何年経ってもSexyZoneで育った自慢のウチの子、です。4人のお兄ちゃんたちと、あなたたちのことを大好きなみんなと、一緒にずっと応援しているから。


マリちゃんのこと、5人のこと、これからもずっと大好きです。

5人が進む道は遠い星の話なんかじゃなくて、この同じ地球の話で。ね、5人で回すんでしょう。

 

距離は離れても、だからといって5人が離れ離れになるなんて全く思わないから、首を傾げることがひとつもない。どうか繋いだままでいてね。甘えん坊な末っ子の手をお兄ちゃんたちが繋いで、これからもね。

5人のことが愛おしくて大好きで、出会ってからずっと見てきてよかったなって、そんなことを考える。SexyZoneと出会った5周年のときはまだ高校生だったのに、もうすっかり仕事してるんだもんね。私の人生の楽しいとか嬉しいとか、SexyZoneと一緒に在ったものばかり。

 

東京ドーム、5人が歩んできた道のりの中で、いろんなことを経験して積み重ねて、勝手にね、なんか私もご褒美もらったみたいだった。ご褒美じゃなくてSexyZoneがここまでやってきたよって証なんだけど、やっぱりそれを思い出すには私の人生もあって。人生やってらんないことばっかだし、人生って別に最高ではないけれど、少なくとも最高の瞬間は存在するよって教えてくれる。この瞬間のために生きてるって思うのは、5人を照らす光のひとつになれている誇りと、一緒に笑って泣ける嬉しさと愛しさが彼らと私にあるからだった。これからもあなたたちが私の一番星。

 


明日のこと、あんまりまだピンときてなくて困っちゃうね。たくさん泣いて笑って、でもやっぱり泣いちゃうんだろうな。これからずっとずっと大切にしていきたい一日になるね。だから楽しみに寝よう。おやすみなさい。